元不登校ひきこもりが語る体験談は、子どもの年代によって、希望にも絶望にもなると気づいたって、おはなしです。

こんばんは。大宮わさびです。このブログは、わたしの不登校に関する経験談や、自己肯定感、人間関係に関する話題を更新するブログです。

20181016soraoomiyawasabi

講演会の依頼を受けて

わたしが不登校ひきこもり支援の活動をするなかで、講演会で、自分の体験談を話してほしいという依頼を受けたことがあります。

わたしの体験は、人に話せるほどの成功事例ではないから場違いだと伝えたところ、「若い世代の人が話すことに意味があるんだ」と。

まわりを見渡してみると、同年代で、不登校ひきこもり支援に関わる人は、ほとんどおらず、年上のかたばかり。だから、わたしに白羽の矢が立ったのでしょう。

無事に講演会を終えてみると、相反する感想をもつ人がおりました。


10代の不登校ひきこもりの子どもをもつお母さん、お父さんの反応

10代の不登校ひきこもりの子どもをもつお母さん、お父さんからの感想としては、わたしが元気に生きている姿をみて、希望をもったという人が多かったです。

講演会の主催者が考えていたように、若い世代の元不登校ひきこもり当事者が話す機会はあまりないので、本当に社会復帰した人がいるんだと知り、希望に繋がったと、前向きな言葉が多くありました。

自分の子どもと似た年齢の人が話す姿に対して、自分の子どもの姿を重ねて、涙ぐむ人もおりました。

その姿を見て、わたしも母の姿を思い浮かべました。能天気に見える母でも、わたしが不登校ひきこもりであったときには、こうやって、悩む日々を過ごしていたのだろうかと。

お母さん、お父さんに対して、あのときの自分が感じていた葛藤を話すことによって、自分自身の心の中になる気持ちを手放すと同時に、わたしが母に愛されていたのだと改めて気づきました。


わたしより年上の不登校ひきこもりの子どもをもつお母さん、お父さんの反応

こちらは、主催者のかたも、わたしも想像していなかった反応が返ってきたのです。

「わたしの子どもは、あの子より、ずっと年上だ。もう希望は無いんだと、絶望している」って、感想がありました。

不登校ひきこもりの当事者である、わたしや、主催者の人たちは、お母さんやお父さんの立場にある人が、どのように感じるかを認識できていなかったと気づきました。

10年、20年とひきこもり続けている人に対して、わたしが歩んできた社会復帰の方法は、現実的ではありません。

だから、「もう遅いんだ」って、絶望してしまったのかもしれない。と、自分が人前で話したのは間違いだったのではないかと落ち込みました。

また、同じ時期に親の会への訪問をお願いされていました。それは、相手の担当者のかたより、直前にキャンセルされました。

理由は、同じです。わたしより年上の不登校ひきこもりの子どもをもつお母さん、お父さんにとって、わたしは「希望」ではないからです。

わたしの姿を見るのが辛い。自分の子どもは、もう手遅れだ。って、落ち込むお母さんがいるから、今回の訪問はキャンセルしたいと申し出があったのです。


わたしが不登校ひきこもり支援に関わるのは悪いことなのかなあ

不登校ひきこもり当事者は、10代に限らず、20代、30代、また40代、50代と、幅広く存在しています。

その中で、わたしに何か伝えることができるのは、10代の当事者に対することだけ、ほんのわずかな期間の情報だけ。

講演会や親の会から伝えられた意見をふまえて、わずかな期間に対する経験しかない人間が、堂々と不登校ひきこもり支援に関わっていて良いのだろうかと考え始めました。

わたしは役立たず。と、落ち込んでいると、ほかの支援者のかたが教えてくれました。

「人生って、そういうもんでしょう。世界中みんなの役に立つのではなく、限られた一部の人に届けば良いんだよ」って。

わたしがもっている、不登校ひきこもり経験、そこからの社会復帰経験、支援者として当事者やお母さんに関わった経験、それらの経験は、多くの人がもっているものではない。だから、あなたの考えていることを知りたい人がいるはずだって。

不登校ひきこもり支援といっても、そのすべてを網羅するのではなく、ごく一部、10代で、不登校ひきこもりになった人が、10代や20代で社会復帰できるように情報を届けていけば良いんだって。

ごく限られた人に見えるけど、毎年、新しく不登校ひきこもりになる10代の子どもはたくさんいるから、新しく、その情報を欲しいと思うお母さん、お父さんは、毎年、きっといるよ。大事だと感じる気持ちを、何度も伝えることが大切なんだって。

「人生って、そういうもんでしょう」

この言葉が、わたしの心に強く残っています。みんなに好かれるわけじゃなくても、一部の人に熱く支持される人になりたいと思った。


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ほな、また(・∀・)よしなに!


(・∀・)このブログの作者はこんな人だよ

過去記事 ⇒ ジェットコースター人生を歩む、元不登校 大宮わさび。はじめましてのご挨拶。


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