齋藤環さんの「ひきこもりはなぜ「治る」のか?」を読んで感じたことに、わたしの経験を交えたおはなしです。

こんばんは。大宮わさびです。このブログは、わたしの不登校に関する経験談や、自己肯定感、人間関係に関する話題を更新するブログです。

20190529ajisaioomiyawasabi
写真提供:旅人さんによる写真ACからの写真

ひきこもりはなぜ「治る」のか?


図書館で、斎藤環さんの本「ひきこもりはなぜ「治る」のか?」を読みました。

ひきこもりはなぜ「治る」のか? 精神分析的アプローチ (ちくま文庫) [ 斎藤環(精神科医) ]


齋藤環さんは精神科医です。思春期の精神疾患を診察することが多かった経験から、子どもたちに起こっている問題を考えるようになったと本に書いてありました。「社会的ひきこもり」という言葉を生み出した人物としても知られています。

わたしが不登校ひきこもり支援に関わっていたとき、齋藤環さんの考えかたに関する話題が出ることが多くありました。だから、わたしの不登校ひきこもり支援に関する考えかたは、間接的に齋藤環さんの影響を受けていると感じています。

ひきこもりはなぜ「治る」のか? を読んで、心に残った言葉を紹介します。


不登校ひきこもりと親子の関係について


二者関係は「憎しみ」のみ抽出し、攻撃性を増長する関係になりやすい
参考文献:齋藤環「ひきこもりはなぜ「治る」のか?」ちくま文庫

不登校ひきこもりの子どもは、お母さんに対して暴力的になることが多いです。叩くなど身体的な暴力だけではなく、言葉の暴力も。

だから、お母さん以外の第三者と関わりをもつことが大事だと書いてありました。第三者とは、お父さんなど。人間に限らず、ペットでも良いそうです。あるいはお医者さんや先生、保健所のスタッフ。

わたし自身も不登校ひきこもり状態にあったとき、母に対して暴力的な言動をしたように思います。言い換えると、わたしが母を最も信頼していた証拠なのだとも感じます。母とのあいだで、固定された強い関係性がありました。

ちなみに、わたしの母は思春期外来の医師や保健所へ、定期的な相談に通っていました。


家族が良い反応をすると本人も良い反応を返してくる


恨み半分、感謝半分
参考文献:齋藤環「ひきこもりはなぜ「治る」のか?」ちくま文庫

不登校ひきこもりになると、周囲の人から批判されがち。怠けている、努力が足りない、甘えているなど、否定的な言葉をかけ続けていると、もっと嫌な自分を周囲に出すようになると書いてありました。

親が子どもの批判を続けると、子どもも親を批判するようになる。思いやりをもって接していると、相手も同じように思いやりをもった反応をするようになると。

わたしの母は、思春期外来のお医者さんや保健所のスタッフとの面談を通じて、わたしに対する接しかたが柔らかくなりました。その影響を受けて、わたしも母に対して穏やかな言葉を返すようになりました。

自分を責めない人に対して、一方的に批判を続けられる人間はそうそういないと思います。相手が穏やかに接していたら、自分も穏やかになるものです。だんだんと良い自分を、まわりに出せるようになってきます。


不登校ひきこもりからの社会復帰はスモールステップ


理想や願望よりも「何が現実的か」について考える
参考文献:齋藤環「ひきこもりはなぜ「治る」のか?」ちくま文庫

家族としては、早急に社会復帰をしてほしいと考えるでしょう。

しかしながら、不登校ひきこもりになって落ち込んでいる状態で、明日から元気いっぱい学校に通うなんて、現実的に難しいことも、本当は気づいていると思います。

いまできることを、少しずつ実行する。

ちょっとした段差でも、毎日登っていると、やがて驚くほど高い場所へ到達しているはずです。



ひきこもりはなぜ「治る」のか? 精神分析的アプローチ (ちくま文庫) [ 斎藤環(精神科医) ]


よく読まれている記事 : 
カオス期、停滞期、回復期。不登校による気持ちの変化は三段階ある


ほな、また(・∀・)よしなに!


(・∀・)このブログの作者はこんな人だよ

過去記事 ⇒ ジェットコースター人生を歩む、元不登校 大宮わさび。はじめましてのご挨拶。


ランキング登録しています。
応援してくれると嬉しいです。
にほんブログ村 子育てブログ 不登校・ひきこもり育児へ